【2023年最新】サービスオフィスとは?レンタルオフィスや貸事務所との違いを解説
いま新しい賃貸オフィス形態として注目を集めている「サービスオフィス」をご存じでしょうか?
通信インフラの向上、働き方の多様性と加速するビジネスシーンの移り変わりと共に、ビジネスの舞台であるオフィスにもさまざまなスタイルが誕生しています。
その中で注目を集めているのが最新の賃貸オフィス形態である「サービスオフィス」です。
サービスオフィスは、賃貸オフィスでありながらも企業のビジネスを成長させる「独自のサービス」を提供してくれる新しい賃貸オフィス形態です。
そこでこの記事では、人気のサービスオフィスについて詳しく解説していきます。サービスオフィスの特徴から、メリット・デメリット、他の賃貸オフィス形態との違いまでを網羅しました。
最後までお読みいただけると、サービスオフィスの魅力をすべてご理解いただけます。
目次
1.サービスオフィスとは
サービスオフィスとは、賃貸オフィスとしての整ったオフィス環境とあわせて、入居テナントに対して、起業成長のための独自のサービスを提供するオフィス形態のことです。
提供するサービス内容は運営会社によって異なります。
「高度なセキュリティーシステム」や、受付などの業務をサポートしてくれる「コンシュルジュ・サービス」「産業医によるセミナーの開催」など、企業の成長をサポートするサービスを提供しています。
また、オフィスエリアのほかに、入居テナントのみが利用できる会議室などの共有スペースを提供している運営会社もあります。
いまサービスオフィスはその人気から急増しています。東京では新宿や渋谷、主要な地方都市のビジネス街でも次々にオープンしています。
2.サービスオーフィスは企業が成長する多彩なサービスを提供する
サービスオフィスは、運営会社によって、さまざまなサポート体制が整っています。
- コンシェルジュサービス(来客対応、電話応対、秘書代行)
- 書類作成や整理
- 郵便物や宅配物の預かり
- 会議室やイベントスペースの提供
- 清掃サービス
- テナント同士の交流会の運営
などなど。
サービスオフィスが提供するサポートは、本来自社で行うべき事務的な業務から、高度なビジネスレベルの業務サポートまでさまざまな種類があります。
サポートを受けることで本業のビジネスに集中できるばかりか、ビジネスを成長させる可能性まで広げてくれるサービスを提供してもらえることが、サービスオフィスの最大の魅力と言えるでしょう。
福岡のサービスオフィス「STAR BLD.」では、独自のサポートとして「外部講師を招聘して入居テナント限定のビジネスセミナーを開催」したり、「産業医による医学的視点のコンテンツを提供」をしてくれます。
サービスオフィスを検討する際は、立地や内装など物件としての条件を検討することはもちろん、ご自身のビジネスの成長に有効なサポートを提供してくれるかどうかも注目すべきポイントです。
3.サービスオフィスと、その他のオフィス業態との違いを比較
最近は、働き方改革の影響で、さまざまな業態の賃貸オフィスが誕生しています。
今回ご紹介しているサービスオフィスと、その他の賃貸オフィス形態の違いをまとめましたのでご参考になさってください。
個室 | 会議室 | 費⽤ | セキュリティ対策 | ⼿厚いサポート | |
---|---|---|---|---|---|
サービスオフィス | あり | 有料のオプション | 少々⾼め | 強化されている | あり |
レンタルオフィス | あり | 有料のオプション | サービスオフィスより安い | あり | なし |
貸事務所 | あり | 借りた広さによって会議室にできる | 初期費⽤もかかり⾼め | 借りた場所による | なし |
コワーキングスペース | なし | あり | サービスオフィスより安い | 不安な⾯もある | なし |
シェアオフィス | なし | あり | サービスオフィスより安い | 不安な⾯もある | 場所による |
バーチャルオフィス | ないところが多い | 場所による | サービスオフィスより安い | 特に必要なし | なし |
3-1.レンタルオフィス
レンタルオフィスは月々の賃貸料を払う点では、サービスオフィスと同じです。
しかし、レンタルオフィスは無人経営のため、サービスオフィスのコンシュルジュのような有人のサービスは受けられません。
自社のビジネスを考えたときに、来客対応など、社員に任せるにはコストが高い業務が必要なのであれば、サービスオフィスを選択することをおすすめします。
3-2.貸事務所
貸事務所の場合は不動産契約となる部分が、サービスオフィスと大きく異なる点です。
不動産契約では、敷金、礼金、保証金、前家賃などの費用がかかります。サービスオフィスの場合は入会金がかかりますが、不動産契約ではないため敷金などは発生しません。
また、貸事務所はオフィス家具などの備え付けがないので、自社で用意しなければならないので、その分の初期費用がかさみます。サービスオフィスの場合は、オフィス家具付きなので初期費用が安く済みます。
さらに貸事務所によっては、室内の内装工事が必要になり費用に加えて起業までに時間がかかる場合も…。
サービスオフィスは、初期費用をかけずにすぐに起業ができるという点で、スモール・スタートの企業におすすめの賃貸オフィス業態と言えるでしょう。
3-3.コワーキングスペース
サービスオフィスとコワーキングスペースの違いは「個室」の有無です。
コワーキングスペースは、複数の人や企業が共有で使う作業空間です。個室はなく、共有のオープンスペースのみで、フリーアドレス制なのが一般的です。
個室のあるサービスオフィスに対して、コワーキングスペースがオープンスペースのみである点が一番の大きな違いと言えます。
3-4.シェアオフィス
シェアオフィスは、フリーアドレス制でオープンスペースを利用する点がサービスオフィスと異なります。
フリーアドレスとは、オフィスの中に固有の席をもたない状態のこと。オフィス内の空いてる席ならどこでも座って仕事をできます。
自由な働き方をできるように見えますが、
- 固有の席がないので書類や持ち物の管理ができない
- バラバラの場所で働いているので会社への帰属意識が薄くなる
- 上司との連携が希薄に人材育成の妨げになる
などのデメリットがあります。
シェアオフィスで企業を運営していく上で懸念されるのが、「セキュリティー」と「回線速度」です。
会員ではない人もオフィスの出入りが可能なため、セキュリティー面が万全とは言えません。また、無線LANはオープンスペース全体での共用使用なので、時間帯によっては回線速度が遅くなる場合があります。
3-5.バーチャルオフィス
バーチャルオフィスとは、ビジネスのための住所を貸し出すサービスです。
サービスオフィスとは実際に業務を行うオフィスを構える点で異なります。バーチャルが英語で「仮想」を意味するように、実際のオフィスではありません。法人登記のための住所・電話番号などの情報取得を主な目的としています。
実際に業務を行うオフィスを構えたいという企業にはおすすめできません。
4.サービスオフィスを利用するメリット
ここからは、サービスオフィスを利用するメリットを5つ紹介します。
- メリット① 初期費用を抑えられる
- メリット② 賃貸面積を縮小して賃料を抑えられる
- メリット③ 来訪者へのきめ細かいサービスを提供できる
- メリット④ 契約内容を柔軟に変更できる
- メリット⑤ 安心できるセキュリティーシステムがある
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
4-1.サービスオフィスを利⽤するメリット① 初期費⽤を抑えられる
サービスオフィスのメリットのひとつとして、初期費⽤が抑えられる点が挙げられます。
⼊居時にかかる費⽤は⼊会⾦のみです。不動産契約ではないので、初期費⽤としてかかる
敷⾦・礼⾦・不動産仲介料はかかりません。また備え付けのオフィス家具が⽤意されているので、新たに購⼊する必要がなく設備費を節約できます。
4-2.サービスオフィスを利⽤するメリット② 会議室・応接室をシェアできるので賃貸⾯積を縮⼩して賃料を抑えられる
多くのサービスオフィスでは、テナント共有の会議室や応接室を提供しています。
⾃社で⽤意する必要がないので、通常の賃貸オフィスよりも借りるフロア⾯積が少なくて済みます。フロア⾯積が⼩さければ当然賃料も安くなるので経費の節約ができます。
4-3.サービスオフィスを利⽤するメリット③ 来訪者にきめ細かなサービスを提供できます
コンシェルジュサービスがあるサービスオフィスなら、来訪者にきめ細やかなサービスを提供できます。
たとえば、福岡の博多に2023 年3 ⽉オープン予定の「STAR BLD.」では、コンシェルジュサービスを提供しています。来訪者を会議室や応接室へ案内することや、お茶出しなどビジネスパートナーへのおもてなしをコンシェルジュが⾏ってくれます。
⼤切なビジネスパートナーをおもてなしするレベルのビジネスマナーの社員教育は時間コストがかるものですが、サービスオフィスであれば⾃社の⼈的リソースを割くことなく、企業としてのイメージを向上できます。
4-4.サービスオフィスを利⽤するメリット④ 契約内容の変更が柔軟にできる
サービスオフィスの多くが、契約内容の変更が柔軟にできる点も会社経営の上でありがたいポイントです。
⼀例として、社員数の増減により契約していたオフィススペースの広さをフレキシブルに変更できます。
「リモートワークにより、出社⼈数が減るのでワンランク狭いフロアスペースにしたい」
「急な業務量の増加で出社⼈数も増えるので⾃社スペースを広くしたい」
など、ケースバイケースで契約内容の変更に対応してもらえます。
4-5.サービスオフィスを利⽤するメリット⑤ 安⼼できるセキュリティー対策がある
サービスオフィスの良い点は、最新のセキュリティーシステムを利⽤できる点です。
サービスオフィスはここ数年でオープンしたところが多いので、必然的に最新のセキュリティーシステムを採⽤しているケースがほとんどです。
オフィスの出⼊りにIC カード認証はもはや⼀般的で、最新のサービスオフィスであれば顔認証を採⽤している所もあります。
5.サービスオフィスを利用する上での注意点
企業にとってメリットの多いサービスオフィスですが、注意すべきことが2つあります。
それは
- 利用できない業種がある
- 共有Wi-Fiのため通信が遅い可能性がある
となります。
それぞれについて詳しく解説しましょう。
5-1.サービスオフィスの注意点① 利⽤できない業種があ
以下の業種では、サービスオフィスを利⽤できない場合があります。
- 商品の在庫を多く抱える通信販売などの業種
- 物作りなどで周囲に聞こえるような⼤きな⾳が出る業種
どちらの業種も、在庫の保管や物作りでサービスオフィスを借りることはできません。ですが、バックオフィスとしてサービスオフィスを利⽤することは可能です。
5-2.サービスオフィスの注意点② 共有Wi-Fi なので通信が遅くなることがある
サービスオフィスでは、さまざまなテナントとの共有のネット回線になるので、時間帯によっては通信速度が遅くなるケースがあります。
サービスオフィスを検討するときは、オフィスにどんなインターネット回線を提供しているか確認することが⼤切なポイントです。
6.次世代賃貸オフィス『STAR BLD.』 企業が成長するサービスを付帯する賃貸オフィスで働く、という新しいビジネスシーンの選択
ここまでサービスオフィスを紹介してきましたが、2023年3月、福岡に他のオフィスとは一線を画す、次世代の賃貸オフィスが誕生したことをご存じでしょうか?
福岡市博多区に建つ、地上10階建ての大型オフィスビル『STAR BLD.』は、会社の成長をサポートする独自サービスを提供する次世代の賃貸オフィス。
1階フロアには、テナントが共同利用できる応接室や会議室が完備し、常時8名のコンシュルジュがテナントの指示のもとで上質なおもてなしの接客を提供します。
各フロアには、ドリンクコーナー、複合機・事務器コーナーを設置し、貸オフィス内から来客用スペース、ドリンクコーナー、複合機、各ストックなどを置くスペースを撤去でき、またその発注業務などの無駄な作業を削減へつながります。
STAR BLD.の他の賃貸オフィスと一線を画すのが「企業の成長を加速させる」サービスの提供です。
直結ビル直結の専有型ネット回線を最大1Gbpsで法人向けに完備。各フロアにはフリーで使える有線LAN、Wi-Fiを完備して、安定した通信回線を提供。
セキュリティ面でも万全の対策が施されており、「顔認証システム」による入退館や各フロアの入退室を徹底管理。ALSOKによる機械警備、各フロアに監視カメラが設置されており、安心してオフィスを利用することができます。
充実したハード面の提供に加えて、さらにソフト面では独自コンテンツとしてテナント限定の「セミナー」や「社外勉強会」を開催。事業拡大のサポートとして金融機関の紹介もしてれる充実ぶりです。
STAR BLD.は、テナントを物質的・情報的にサポートすることで、テナント自身がビジネス周辺のことに煩わされることなく、本業に集中してビジネスを加速させることに専念できます。
「福岡でビジネスを成長させたい」「これからビジネスを始めたい」という経営者にとって、STAR BLD.の誕生はビジネスの舞台としてのオフィスの選択に新しい選択をもたらしたといえます。
■誇れる仕事ができる場所
大型オフィスビル『STAR BLD.』公式サイトはこちら
まとめ
この記事では、新しい賃貸オフィスの業態として注目を集めている「サービスオフィス」にスポットを当てて、その特徴やメリット・デメリット、その他の賃貸オフィス形態との違いについて解説しました。
サービスオフィスの最大の特徴は、ビジネスの成長をサポートするサービスを提供してくれる点です。
提供されるサービスには、受付業務、会議室・応接室の利用、ビジネスセミナーなど、自社でなかなか手が回らないものから、自社を成長させてくれるコンテンツまで多岐にわたります。
これからオフィスを借りることを検討している方は、自社の成長を高めてくれる各種サービスを受けられるサービスオフィスの検討をしてみては、いかがでしょうか。
賃貸料金以上のサービスの価値提供を受けて最終的にビジネスが成長するなら、普通に賃貸オフィスを借りるよりもお得になります。ぜひ検討してみてください。